■ピョートルコフスカ通り107番地他

Anna Rynkowskaの「Ulica Piotrkowska」によると、1900年と想定される年にウッチには13の菓子店があり、そのうち半分がピョートルコフスカ通りにあった。そのビッグ・スリーは、76番地のAleksander Roszkowskiの店、28番地のJan Szmagierの店、そして97番地のM.Ulrichsの店(1896年開店)であったという。E . Wedelも1894年に、65番地に菓子店を開店している。同菓子店の店長にはG. F. Reymondが就いた。G. F. Reymondは、それ以前に76番地で自分の喫茶店を経営していたが、その店をAleksander Roszkowskiに売り渡したようだ。

ウッチ郷土史愛好家のウェブサイトによると、Aleksander Roszkowski は107番地でも菓子店を経営していた。107番地の建物が Aleksander Roszkowskiの手に移ったのは、正確な記録はないものの、20世紀に移った当初の時期だったらしい。もともとはSalomon Baharierの所有で、その後1888年にMajer Cylichに所有者が代わり1895年に3階部分を増築、そして1897年には Henryk&AnielaのSachs夫妻に所有者が代わっている。

在ワルシャワ金子氏の撮影による107番地の建物の写真がきっかけでこの短文が成ったわけであるが、107番地の建物から手繰った糸がE. Wedelにつながっていたというのも何かの縁であろうか。

(2016年6月22日追記)

今日は昨日の雨模様から快晴にお天気が変わり、改めてピョートルコフスカ通りに散歩に出た。ついでに、本投稿の補足となる現在の状況も確認でき、また写真も何枚か撮ってきたので追記しておく。

まずは、107番地の写真、それに当時の菓子店ビッグスリーがあった建物の現在の姿を写真に収めてきたので以下掲載する。

次に話題になったE. Wedelであるが、当時あった65番地ではなく69番地に直営店らしき喫茶店があることに改めて気づいた。同社の歴史をもう少し掘り起こすとまた面白い事実が出てくるかもしれない。

 

Piotrkowska107-001
現在のピョートルコフスカ通り107番地の建物

Piotrkowska76_001
現在のピョートルコフスカ通り76番地の建物

Piotrkowska28_002
現在のピョートルコフスカ通り28番地の建物

Piotrkowska65_003
現在のピョートルコフスカ通り65番地の建物

Piotrkowska67_001
現在のピョートルコフスカ通り69番地の建物

(参考)
Anna Rynkowska, “Ulica Piotrkowska”, Łódź 1970
http://piotrkowska-nr.pl/

(了)

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